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2009年11月12日

国歌になるまでの君が代

更に時代が下り江戸時代頃には、この歌は一般的な祝いの席で祝いの歌として庶民の間でも歌われるようになった。それに伴い「君」の解釈にも変化が生じ、例えば婚儀の席で歌われるときは「君」とは新郎のことを指し、すなわち新郎の長寿と所帯の安息を祝い祈願する歌として用いられた。この時代の薩摩琵琶の歌のひとつである「蓬莱山」に現在知られるものと同じ歌詞のものが見られ、よって現在の「君が代」は、明治期に薩摩人がここから採ったものとする説が有力である。

因みに、文部省(現在の文部科学省)が編集した『小学唱歌集 初編』(1881年〈明治21年〉発行)に掲載されている歌詞は、現在のものよりも長く、2番も存在する。作曲は『小学唱歌集 初編』には「英国古代の大家ウェブの古歌」と記されているが、詳細は不明。

君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで うごきなく 常盤かきはに かぎりもあらじ
君が代は 千尋の底の さざれ石の 鵜のゐる磯と あらはるゝまで かぎりなき 御世の栄を ほぎたてまつる

後半の「さざれ石の巌となりて」は、砂や石が固まって岩が生じるという考え方と、それを裏付けるかのような細石の存在が知られるようになった『古今和歌集』編纂当時の知識を反映している

大山らが登場させて後は専ら国歌として知られるようになった「君が代」だが、それまでの賀歌としての位置付けや、天皇が「國ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬」していた(大日本帝国憲法による)という時代背景から、太平洋戦争以前にはごく自然な国家平安の歌として親しまれていた。しかし、戦後「国民主権」を定めた日本国憲法が成立すると、君が代の歌詞について天皇を中心とした日本の国柄を讃えたものとも解釈できることから(例えば、ベン・アミー・シロニーは、「君が代」皇統の永続性(万世一系)がテーマであり、世界で最も短い国歌が世界で最も長命な王朝を称えることになったと解釈している)、一部の国民から、国歌にはふさわしくないとする主張がなされた。

政府の公式見解は、国家国旗法案が提出された際の1999年6月11日段階では、「『君』とは、『大日本帝国憲法下では主権者である天皇を指していたと言われているが、日本国憲法下では、日本国及び日本国民統合の象徴である天皇と解釈するのが適当である。』(「君が代」の歌詞は、)『日本国憲法下では、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと理解することが適当である』」としたが、そのおよそ2週間後の6月29日に「(「君」とは)『日本国憲法下では、日本国及び日本国民統合の象徴であり、その地位が主権の存する国民の総意に基づく天皇のことを指す』『『代』は本来、時間的概念だが、転じて『国』を表す意味もある。『君が代』は、日本国民の総意に基づき天皇を日本国及び日本国民統合の象徴する我が国のこととなる』(君が代の歌詞を)『我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解するのが適当』」と変更した。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

君が代は婚儀の席で歌われる事もあったようです。

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