2007年11月26日
本文批評という事
興味深い話
本文批評ってよく知らない人必見です。
本文批評(ほんもんひひょう)とは、文献学において、ある文書の現存する写本から、可能な限り、その文書の元来の形を復元する作業を言う。本文批判、正文批判(批評)、テキスト批判(批評)、下等批評とも呼ばれる。
古い時代の文書は、多くの場合、人の手によって写される写本の形で伝わった。写本の際には、誤記・脱字のミスがあったり、また、意図的に原本から外れて書き換えられたりされたが、こうして書き写された文書が、今度は他の写本に写される。この、伝言ゲームのようなシステムは、結果として、様々な異本(ヴァリアント)を生むこととなった。世界で最も現存する写本数の多い文書は新約聖書であるが、その異本も膨大で、例えばオリジナルであるギリシア語テキストの場合、ほぼ一節ごとに異なる読み(これを「異読」と呼ぶ)があるほどである。この多くの異読の中から、オリジナルの文章(本文)を見つけることが、本文批評の主たる目的である。本文批評の結果、編集された原語のテキストを「底本」と呼び、翻訳にはこれを用いる。 旧約聖書では「ビブリカ・ヘブライカ」、新約聖書では「ネストレ・アーラント」が、底本として最も信頼されている。
本文批評の方法論で、古典的な二つの原則がある。一つは、より難しい読みがより可能性がある (lectio difficilior lectio potior) 、もう一つは、より短い読みがより可能性がある (lectio brevior lectio potior) というものであるが、実際にはどちらも当てはまらない場合が多くあり、不動の原則ではない。
本文批評が「下等批評」(Lower Criticism) と称される時は、「高等批評」(Higher Criticism) に対するもので、ここに高等、下等は、位づけに関わることではなく、上のレイヤーか下のレイヤーか、との視点からの名称である。「下等批評」学においては本文をその研究対象とし、「高等批評」学では、その基礎のもとに、著者問題、執筆年代、執筆場所、執筆目的などに関する研究を扱う。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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